mab-blogのブログ

教育内容を中心としたブログです。たまにライフスタイルについての考えなんかも書きます。

【中学受験】子どもの特性を掴むことと、保護者の意識

中学受験熱が高いことは前々から言われていますが、それに便乗して受験しようと思う方も多いみたいです。

結果からするとOKなんですが、「子どもの特性を理解しないまま中学受験をさせる」傾向が見られるのも事実です。

以下のいずれかに1つでも当てはまれば中学受験することは構わないですが、受験校の選定をしっかりとやりましょう。

 

本題に入る前に大前提をお伝えします。

 

「子どもは親とは違う」

 

人間誰もが違うように、いくら親子でも違うものは違うことを理解してください。

f:id:mab-blog:20200523112539j:plain

 

・本人のやる気がない

「中学受験は親の受験」とも言われるくらい保護者の意向で始めるケースが多いです。

そんな中で、本人は今までの生活を一変させられます。友人との遊ぶ時間も減り、自分の自由な時間(ゲーム)も減り、難しい勉強を「させられる」など、子どもにとっては重要なことを無視して始めていませんか?

まずはお子さんと話し合いを十分に重ねて、中学受験はなんのためにするのかをしっかりと「すり込んで」ください。

その際に「いい大学へ行くため」などと抽象的な表現はやめてください。ただでさえ目の前のことで精一杯の子どもがそんな何年も先の未来のことをイメージできるとは限りません。

「今から将来に向けて小さくてもいいから積み重ねをしておこう」などと言い換えて伝えてあげてください。

このような事前の「すり込み」がない場合、いざ勉強が始まっても本人にとって目的がないため、不毛な作業になるだけです。

 

 

・親が中学受験経験者(合格組)

f:id:mab-blog:20200523112654j:plain

ご自身が歩んだ道と同じような道を歩ませたいという方も多く感じます。

ご自身のキャリアに自信があるのはいいのですが、子どもの将来は不透明です。

他人の人生に介入しないことと同様、お子さんの将来に関しても今から考えてもあまり意味がありません。

世界は5〜10年周期で変化しています。日本で言えば「東日本大震災」による自粛から防災に関する意識の高まりへ。「コロナウイルスの感染拡大」による経済の停滞による職探しなど、天変地異の影響などで未来なんていとも簡単に変わってしまうのです。

そんな中で、ご自身と同じ道を歩める保証はどこにもありません。

 

ご自身の結果はご自身のものであって子どものものではない。

 

中学受験を始めようと意識した時から常に心の中に止めてください。そうでないといつしか「私は(僕は)私(僕)だ!」と子どもから言われてしまいますよ。

・塾に介入、勉強への口出しが多い

f:id:mab-blog:20200523112849j:plain

教育情報を多く集めるコレクターのような方が陥りやすいケースです。

世の中のあふれる情報を収集するだけして整理整頓ができていないため、塾での学習に不安や不満を持つケースもあります。

学習塾への通塾の目的はなんですか?

 

「第一志望に合格するため」

これであればその学校に適した塾、勉強方法を選択するべきです。いますぐ中学受験専門の個別指導に変えましょう。そうすればその学校向けの勉強だけできます。

 

「受験校に合格するため」

複数校受験は現在の中学受験では常識です。第一志望と同様に行ってもいいと思える学校を2〜3校事前に絞っておくのです。そのためにはターゲットは若干ぼやけますが、「総合的な学力を身に付ける」必要性があります。学習塾の利用価値はここなのです。

 

「勉強習慣をつけるため」

この考えも通塾の理由としては適切だと思います。宿題などが出ますので、嫌でもやらざるを得ない状況に持っていくことが可能です。しかし、中学受験を志す子どもがこのレベルでやっていけるでしょうか。

大多数の学習塾では小学4年生からの本格的な受験準備に入ります。それまでの間で勉強習慣を「各家庭で身につける」のが当然の流れではないでしょうか。

 

私の問いに対する答えはまだまだあるかもしれませんが、多くはこの3つに集約されると思います。

子どもよりも保護者が勝手に焦って塾の指導方針や子どもの勉強の仕方に口出すようになるといいことはありません。

・塾のやり方を否定・・・通塾の意味を持たなくなる。仮に転塾しても変わらない。

・保護者のやり方を押し付ける・・・そのやり方の本質が捉えられていれば構いませんが、大体は大人のやり方です(数学で算数を解かせるなど)。

・塾の批判・・・学校の先生の批判をされる保護者の方がよくいらっしゃいますが、それと同様に家庭内で塾の批判を始めると子どもは信じます。その結果、通塾しても話は聞かない、課題もやらないなど「家で言われてないからやらない」となる子どももいます。

ここまで来たら強制的に辞めていただくと言われても仕方ありませんね。

 

冒頭にもお話ししましたが、中学受験自体は経験としてさせるべきだと思います。

結果はどうなるかはわかりませんが、人生で1回しかない中高生活をどのような環境で過ごすかは多少なりとも将来のお子さんの生活に影響があるかもしれません。

しかし、保護者様がきちんとした「覚悟」を持っていない限り、無駄な時間を過ごすだけの可能性もありますので、「子どもの特性をよく掴んだ」うえで、中学受験をするかしないかの判断をしてください。